FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の上限がサポート!

 

★9月10日以降の東京金60分足では、雲の上限がサポートラインとなり、小動きの動きが続いている。ただ、寄付き直後に雲のネジレがあり、反転や加速など相場の節目となりやすいので注意が必要となる。26期間先の先行スパンでは、先行スパン1が上向きとなっており、先行スパン2に向かって上昇している。そのため、先行スパン1が先行スパン2を上抜け出来るかが注目される。

 

NY金先物市場は1500.90-1515.00ドルのレンジ相場となった。中東情勢の緊張状態は緩和されていないことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、値動きは鈍いも、為替相場でのドル安や今回のFOMCでの利下げが確実視されていることが支えに買いが優勢となった。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯前後で推移しており、売り買いが交錯する場面となっている。一旦安値を付けたことで、戻り基調では買い方からの『やれやれ売り』が入りやすく上値の重石となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)ではゼロラインの上方から下降気味となっており、シグナルとデッドクロス寸前となっている。また、ストキャスティス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、短期的な下落基調となっている。

 

東京金日足では、25日SMAの5,180円を回復し、5日SMAが再び25日SMAを上抜けしてきたことで、短期的に上昇基調を回復している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)で低位で%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きとなってきたことで、戻り基調となっている。NY金は、中東の地政学的リスクや米長期金利の低下などを受け節目となる1,500ドルを回復している。FOMC会合での25bpの利下げは織り込まれているが、50pbの利下げになるともう一段の上昇となりやすい。為替市場では、108円台前半で底堅い展開となっており、東京金の下支えとなっている。

 

日足では、5日SMA、10日SMA、25日SMAを回復して上回ってたことから、短期的には上昇基調が回復している。ただ、FOMCや日銀金融政策の結果を見極めたいとのムードも広がっていることから、小動きの展開となる可能性もある。

 

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