FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の上限から上放れ!

 

★3月26日以降の東京金60分足では、雲の上限がサポートとして意識されていたが、雲ネジレ近辺から上昇基調が強まった。上値では120時間SMA(赤線)4,621円や29日夜間取引の高値4,620円がレジスタンスとして意識される。

 

NY金先物市場は、手がかりが乏しいなか、小動きに始終した。為替相場でユーロ安・ドル高が進んだことを背景に、ドル建ての金はやや売りが先行したが、NYダウが反落したことも材料視され、買い戻しが入った。

 

価格帯別出来高では、低位でもみ合いながらも出来高増加を伴う上昇基調となってきた。そのため、底堅い展開となりやすい。

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン近辺でもみ合っていたが、MACDとシグナルが上向きとなってきた。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は%K:95.24、%D:93.53と短期的に過熱感が出ていることから、調整的な動きになりやすい。

 

東京金日足では、75日SMA4,592円がサポートとなり、5日SMA4,607円を上抜けしてきた。ただ、5日SMAは下向きとなっており、上向きになるまでは上ヒゲで終わる可能性もある。また、上値では10日SMA4,633円や25日SMA4,641円がレジスタンスとして意識されやすい。NY金は節目の1,300ドルを下回っており、1,300ドル台では戻り売りが重石となりやすい。外国為替市場では、新規材料難から小幅なレンジ内での展開となっている。

上値の25日SMAは3月13日以降強いレジスタンスとなり、上値を抜けずに下落基調となった。そのため、戻り基調では再び上値を抑える可能性が高い。一方、下値では75日SMA4,592円や三尊天井ネックライン4,591円がサポートとして意識されている。

 

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