FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の上下限が抵抗帯!

 

★10月8日以降の東京金60分足では、120時間SMA(赤線)と雲の上限がレジスタンスとして意識される一方で、雲の下限がサポートラインとして意識され小幅なレンジ相場となっている。雲の厚みがないことから、寄付き後上下に抜ける動きとなりやすい.。先行き雲の厚みがないことから、雲の抵抗力が弱く上抜け・下抜けしやすい。

 

NY金先物市場は、EUサミットを控えてブレグジット合意への楽観論が急速に広がり、リスク選好地合いが強まった。好調な米企業決算を背景とした堅調な米国株高の動きも安全資産の金にとっては重しとなり、金先物は軟調なまま引けた。 

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯でもみ合っており、売り方と買い方の思惑による売買が交錯しやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを挟んでもみ合う展開となっており、ダマシが多発するもみ合い相場となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も一旦反発したものの、再び%Dに勢いがなくなってきている。

 

東京金の日足では、10日SMAの5,166円がサポートラインとなっている一方で、5日SMAの5,184円や25日SMAの5,178円がレジスタンスとして意識され、狭い範囲内でもみ合う展開となっている。上下どちらに抜けるかが注目される。NY金先物市場はリスク選好の動きから大きく反落し、心理的な節目となる1,500ドルを下回る展開となった。外国為替市場では、米国株高や米長期金利上昇から総じてドルの強い展開となっている。ただ、108.90円が上値目処として意識されており、上値の重い展開となっている。109円台を目指すのかが注目される。円安傾向となっていることから、東京金の押しも軽減されている。

本日の注目点10日SMAを下抜けするのか、それとも再び5日SMAと25日SMAを回復出来るのかが焦点となる。

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