★1月15日以降の東京金60分足では、24時間足(緑線:日足では1日線)が上値抵抗ラインとなる一方で、4730円が下値節目となり小幅もみ合い相場が続いている。ただ、120時間線(赤線:日足では5日線)、240時間線(茶線:日足では10日線)、雲の下限を下抜けしていることから、底堅いものの上値も重い展開となっている。
NY金先物市場は一時1338.20ドルまで買われた。米議会下院は2月16日までのつなぎ予算案を可決し、予算案は上院に送られたが、19日までに上院で可決されるかどうか微妙な情勢。そのため、19日の取引ではリスク回避的な金買いが優勢となった。また、当日発表された米1月ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)は94.4となり、市場予想の97.0を下回ったことも金の買い材料となった。
価格帯別出来高は、出来高が多い価格帯が上値にあり、戻り基調では買い方の『やれやれ売り』が重しとなる。
MACD(パラメータ:12、26、9)はゼロラインの下で横ばいとなっており、トレンドレスの状態となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は%Kと%Dが売られ過ぎ域まで下落しているが、%Kが下向きとなっていることから下落基調が継続している。
ただ、米連邦政府のつなぎ予算が19日に期限を迎えたが、米上院議会(日本時間20日昼)で、新たなつなぎ予算案の採決に進むために必要な動議を否決した。予算切れにともない、20日過ぎから政府機関の一部閉鎖や部分的に休止する行政サービスが生じる。上院(定数:100)では可決に60表が必要だが、51議席にとどまる共和党は、民主党側の協力が不可欠だった。19日の動議では、賛成に回る民主党議員が可決に必要な票数に足りなかった。米メディアによると、食品医薬局(FDA)や連邦航空局(FAA)の一部業務が休止する可能性がある。
米政府機関の一部閉鎖することから、週初にリスク回避の動きが出ると金買いの一方で、オセアニア時間からドル売りが強まる可能性が高い。また、つなぎ予算案が上院でこじれると、米国株の下落調整リスクにもつながる可能性が高く、週初の動向が懸念される。一方で、市場が一時の米政府機関閉鎖に終わるとの見方と判断すると、米株価の下落調整は押し目買いの好機ととらえ、リスク回避の動きも短期で終了する可能性も残る。
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