★1月8日以降の東京金60分足では、一旦上値が重くなったものの、一目均衡表の雲の上方を位置したことで下値の底堅さが意識された。各SMAを上抜けしていることから、抵抗体がなく上値が軽くなっている。
NY金先物市場は1546.50-1558.80ドルのレンジ相場となった。第1段階の合意に至った米中通商協議だが、第2段階の交渉は難航するとの見方が広まり、安全資産の金は買い戻しが先行した。為替相場でドルが欧州通貨に対して軟調に推移したことも、ドル建ての金先物の支えとなった。史上最高値を更新した米国株指数を眺めて上げ幅を縮めた場面もあったが、下値での買い意欲は衰えなかった。
価格帯別出来高では、出来高が多い価格帯が2層になっており、出来高の少ない価格帯では上下に振れやすいので注意が必要となる。5,520円より上値では出来高が多いことから、買い方からの『やれやれ売り』が出やすく上値の重い展開となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でMACDがシグナルをわずかに上抜けしてきていることから、戻り基調は継続している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きを維持していることから、やはり上昇基調が継続している。
東京金の日足でや、5日SMAの5,459円が下向きになってきているが、その5日SMAを上抜けして終了した。そのため、本日も5日SMAを維持できるようなら、徐々に5日SMAも上向きになってくる。NY金は下値での買い意欲は強いものの、上値追いとなる買い材料が乏しい。ただ、米長期金利が1.8%台割れとなってきたことで、今後も低下するようならNY金の買い材料となる。為替市場では、109円台後半で小幅な値動きとなっており、東京金の下支えとなっている。
本日の注目点では、5日SMAの5,459円を維持出来るかにある。5日SMAを下回るようなら、10日SMAの5,439円がサポートとして意識される。
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