FITS エコノミックレポート

東京金60分足では緩やかな上昇基調継続!

 

★3月31日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)の上方で緩やかな上昇が継続している。ほとんど調整的な下落局面なく上昇していることから、上値が重くなると利益確定売りが入りやすい。26期間先の雲も緩やかに上昇基調が継続している。

 

NY金先物市場は1638.20‐1715.50ドルのレンジ相場となった。新型コロナウイルスの感染がピークを迎えつつあるとの見方もあり、株価が上昇するなど、市場は総じてリスク回避姿勢を後退させているものの、金市場の参加者は依然として懐疑的となった。また、換金目的の売りは縮小しており、安全資産とされる金を買う動きが継続し、6月限は一時39日来の17000ドル台で推移する場面もあった。

 

価格帯別出来高では、高値圏で出来高が少ないことから今後出来高が膨らむかが焦点となる。5,450円近辺で出来高が膨らんでいることから、調整的な動きがあると利益確定売りが出やすく調整局面となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横ばいとなってきていることから、上昇の勢いは鈍化してきている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、明確なトレンドが発生していることから高水準で横ばいとなっており、過熱感が高まっている。

 

東京金の日足では、5日SMAと10日SMAが上向きとなっており、短期的な上昇基調が続いている。3月25日の直近高値5,849円が意識されており、いったん上値が重くなってきている。ただ、NY金は心理的節目だった1,700ドルを上回る展開となっており、東京金も2月25日の高値5,913円が意識される。外国為替市場では、ドルが底堅く推移しており、109円台前半での動きとなっている。そのため、東京金の下支えとなりやすい。

本日の注目点は、直近高値5,849円を上抜け出来るかにある。

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