★12月18日以降の東京金60分足では、心理的節目になっていた5,200円を上抜け、高値引けとなった。24時間SMA(緑線)がサポートとして意識され上昇するかが次に焦点となる。26期間先の先行スパン1、2とも緩やかに上昇していることから、抵抗体とされる雲の上下限も上昇していることになり、先行きの下値目処となりやすい。
NY金先物市場は1481.20-1490.10ドルのレンジ相場となった。この日発表された米国の11月耐久財受注と11月新築住宅販売件数は市場予想を下回ったことから、安全逃避の金買いが優勢となった。また、欧米のクリスマス休場を前に、リスクヘッジで安全資産としての金先物に買いが集まっていたとの声も聞こえた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯が下方に位置してることから、上値が重くなると買い方からの利食い売りが入りやすい。また、高値圏で出来高が少ないことから、出来高が膨らむかが今後の焦点となる。
MACD(パラメータ:14、3、3、20、80)は、ゼロラインの上方でMACDがシグナルを上抜けかい離幅を広げ始めていることや、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)が%DとSlow%Dの両線が上向きとなっていることで、上昇基調が継続している。
東京金の日足では、5日SAMの5,200円を上抜けしたことで、短期的な上昇基調となってきた。NY金先物市場も弱い米経済指標を受け買いが強まったが、米長期金利の上昇や米国株の史上最高値更新など、金の売り材料も多い。そのため、1500ドルが心理的な上値目処となりやすい。為替市場では、典型的なクリスマス休場前の相場展開となり、狭いレンジ相場となっている。これから年末まで市場参加者が少なく、為替相場も動きにくい展開となる。一方で突発的な出来事があると、流動性に乏しい市場となっていることから、上下にボラティリティが高まりやすい。
本日の注目点は、心理的な節目の5,200円である5日SMAを維持出来るかにある。再び押し戻されると上値の重さが意識される。
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