★1月16日以降の東京金60分足では、雲のネジレで相場の節目になるような大きな動きにはならず、120時間SMA(赤線)や雲の下限がレジスタンスとして意識され上値が重くなっている。ただ、240時間SMA(茶線)がサポートラインとして意識され底堅い展開となっている。上下に抵抗体があり、小幅なレンジ相場となっている。
NY金先物市場は1550.00-1559.80ドルのレンジ相場となった。新型肺炎の『人から人へ』の感染力が弱いとの報道や、中国国家衛生健康委員会が新型肺炎の拡散を抑制する対策を発表したことで過度な警戒感が和らぎ、安全資産の金は売りが優勢となった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯付近での値動きとなっており、上下に放れるエネルギーが溜まっている。売買の材料が浮上すると、ポジションの手仕舞い売買を巻き込んで上下に振れやすくなる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方から緩やかに上向きとなっていることで、戻り基調を示している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜けしているものの、%Dの勢いは鈍化傾向となっている。全般戻り基調を示しているが、その勢いは鈍化傾向にある。
東京金の日足では、10日SMAの5,483円がサポートラインとして意識され下げ止まる展開となっている。一方で、上値では5日SAMの5,509円がレジスタンスとして上値を抑えていることで、狭いレンジ内での値動きになっている。NY金は、新型肺炎の感染動向次第で上下に振れる展開となっている。24日から春節が始まり、中華圏の人の移動が始まることから、感染の拡大懸念が広がる可能性もある。その際は、NY金に買いが集中する一方で、感染が最小限に抑えられると金売りにつながりやすい。為替市場では、欧米時間帯で110円乗せに苦戦したことから、上値の重い展開が続きそうだ。
本日の注目点は、5日SMAを上抜けできるのか、それとも10日SMAを下抜けするのかが焦点となる。新型肺炎の感染動向次第では、短期的なリスク回避の動きになりやすい。
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