FITS エコノミックレポート

東京金60分足では戻り基調ながら上値重い!

 

★4月24日以降の東京金60分足では、夜間取引から窓を空けて下落基調となっていたが、日付が変わることから緩やかながら戻り基調となっている。各移動平均線を下抜け雲の下限を下抜けていることから、短期的に下落基調は継続している。節目となる4600円を回復出来るかが注目される。

 

NY金先物市場は一時1302.30ドルまで売られた。米ドル高や米インフレ加速を嫌気した売りが優勢となった。トランプ大統領は記者団に対して『米朝首脳会談の日時と場所はおそらく数日中に発表されるだろう』と述べたことも売り材料となった。北東アジアの地政学リスクに対して特別な警戒感はなくなりつつあることも金買いを抑える一因となっている。

 

価格帯別出来高では、4600円以下で出来高が膨らんでいない。4620-30円近辺で出来高が多いことから、戻り基調では上値の重石となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方からMACDとシグナルがゴールデンクロスしたものの、かい離幅を広げる戻りとなっていないため、戻りの勢いは鈍い。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%Kと%Dは上昇基調にあるものの、%Kの勢いが鈍化してきている。

 

東京金の日足で、上値を25日線4597円、75日線4604円、200日線4600円がレジスタンスとして意識され戻り上値の重石となっている。レンジ相場の下限となっていた200日線を下抜けしていることから、早々に戻るかが重要ポイントとなる。また、260日線4573円がサポートとして意識される。

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