★8月17日以降の東京金60分足では、雲の上限がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。全般各SMAが低下傾向になっていることから、短期的な調整局面となりやすい。ロウソク足でも上ヒゲのあるロウソク足が多くなっていることから、戻り売りが多いことを示している
NY金先物市場は1502.10-1514.60のレンジ相場となった。米製造業・サービス業PMIが市場予想より悪かったことで、金先物価格が買い戻される局面もあった。しかし、一時主要3指数ともマイナス圏で取引されていた米株式市場が持ち直したこともあり、安全資産とされる金先物価格は前日比で下落して引けた。また、米国の大幅利下げ観測は後退しており、安全逃避の金買いは引き続き抑制された。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯から下抜けしてきており、もう一段の下落となると買い方からの手仕舞い売りが入りやすくなる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で横ばいとなっており、トレンドレスの様相となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%DとSlow%Dが重なり横ばいとなっていることで、やはりトレンドレスの様相となっている。
東京金の日足では、5日SMAと10日SMAを下抜けた。また、5日SMAが10日SMAを下抜けするデッドクロスとなり短期的には下落調整的な様相となっている。早々に5日SMAと10日SMAを回復するようなら上昇基調は継続する。しかし、回復出来ないようなら、25日SMAの位置する5,032円近辺までの調整する可能性もある。NY金もFRBメンバーからの利下げ否定的な発言が出ており、大幅利下げ後退により一旦上値を抑える可能性が高く、調整的な下落基調となりやすい。為替市場は米長期金利の下げ止まりから、106円台半ばで底堅い展開となりやすく、東京金の下支えとなる。
本日の注目点は、ジャクソンホールでのパウエル米FRB議長の講演となる。タカ派発言で市場を壊すことはしない一方で、ハト派発言で市場に大幅利下げ期待を持たせることもできない。非常に難しい講演となる。また、パウエルFRB議長の講演内容を聴いてトランプ大統領からのツイッター発言も飛び出しそうである。ただ、このところのトランプ大統領のツイッターには市場の反応も限定的となっている。
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