★3月23日以降の東京金60分足では、雲を下抜けしたものの心理的な節目となる5,600円がサポートとなり、下げ渋る展開となっている。120時間SMA(赤線)が緩やかに上昇していることから、短期的な上昇基調は継続している。ただ、120時間SMAを下抜けると下落調整的な動きとなりやすい。
NY金先物市場は1611.40-1647.20ドルのレンジ相場となった。金相場は今週大幅高が進んだ反動で売りが優勢となった。ただ、新型コロナの感染拡大への懸念が強く米国株が大幅反落し、為替相場ではドル安が進んだことも手がかりとした買いも入り、下値は限られた。27日のアジア市場で1647.20ドルまで買われたが、ニューヨーク市場では利益確定や換金目的の売りが増えたことで金先物の上値は一段と重くなった。
価格帯別出来高では、5,600-5,750円前後が出来高が多くもみ合う展開が続いている。そのため、もう一段下押しすると買い方からの手仕舞い売りが入りやすくなるので注意が必要となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがレジスタンスとなり、緩やかに下落基調となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、低位で%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることで、下押しバイアスが強まっている。
東京金の日足では、徐々に上値・下値を切り下げる中5日SMAの5,645円を下抜けした。ただ、5日SMAは上向きを維持していることから、早々に回復出来るかが注目点となる。下値では、25日SAMの5,545円が位置しており、サポートラインとして意識される。NY金は大幅高していたことから利益確定売りが入りやすく値を崩した。リスク回避の動きが強まっており、下値では買われやすい地合いが続く。為替市場では有事のドル買いから、FRBの大規模資金供給からリスク回避の円買いが復活してきている。そのため、107円台後半まで円高が進行しており、週明けからの為替動向には注意が必要となる。
5日SMAを下抜けしてきたことから、早々に回復出来るかが焦点となる。また、下値では25日SMAが位置しており、サポートラインとして意識されるかも注目される。
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