FITS エコノミックレポート

東京金60分足では引けにかけ反転の動き!

 

★2月23日以降の東京金60分足では、引けにかけて反転の兆しとなったが、24時間線(緑線:日足では1日線)が上値抵抗ラインとなっている。寄付き後上抜けするかが焦点となる。各移動平均線は緩やかに下向きとなっていることから現状下落基調は継続している。

 

NY金先物市場は一時1303.60ドルまで売られた。トランプ米大統領が、鉄鋼やアルミニウムに大幅な追加関税を課す計画を発表すると、貿易戦争が激化するとの警戒感からリスク回避の動きに拍車がかかった。そのため、米国株が一時550ドル超安となり米長期金利も低下したが、米国金利の先高観は後退していないことから、安全逃避的な金買いは引き続き縮小した。ただ、通常取引終了後に1322.30ドルまで買い戻された。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯が上値に満遍なくあり、厚い雲のようになっている。そのため、戻り基調では買い方からの『やれやれ売り』が上値の重しとなる。ただ、売り方も下落基調が続いたことで、一旦下げ止まると利益確定の買戻しが入りやすく売買が交錯する。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)では、ゼロラインの下方からMACDがシグナルを上抜け緩やかに上向きとなってきた。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%Kが%Dを上抜けした。

 

米国の追加関税賦課により貿易戦争の激化が懸念され、米国株が大幅下落となったことや、米長期金利が低下したことでNY金下げ渋る展開となりやすい。一方で、東京金では、リスク回避の円買いが強まる可能性があり、上値の重しとなりやすい。東京金の日足ロウソク足では、下ヒゲの長い『たくり線』となっており下位に出現したことから上昇が期待される。

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