★10月29日以降の東京金60分足では、安値5,183円を付けて底値を確認すると下ヒゲ陽線となり戻り基調が継続して終了した。もみ合い相場が続いていただけに、一旦下振れしたことで、損失拡大を避ける手仕舞い売りやトレンドに乗り遅れまいとする新規売り建玉が加わり大きめの調整下落となった。戻り場面では買建玉を放置した買い方からの『やれやれ売り』が上値の重石となりやすい。240時間SMA(茶線)の5,212円や雲の下限5,219円がレジスタンスとして意識される。
NY金先物市場は1480.70-1511.90ドルのレンジ相場となった。米中通商協議の進展期待の高まりを受けて、安全資産とされる金には売り圧力が強まった。米長期金利が上昇傾向を強めたことも金利がつかない金の重石になった。為替相場でドルが対ユーロで堅調となると、ドルで取引される金先物は下げ足を速めた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けしたことで、上値の重石となりやすい。ただ、5,200円割れところでは、押し目買いも入り底堅い展開となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でシグナルとかい離幅を縮小し始めていることから、下押しバイアスは鈍化傾向となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、低水準で%DがSlow%Dを上抜けしてきており、戻り基調となってきた。
東京金日足では、25日SMAの5,185円がサポートラインとなり下げ止まる展開となった。ただ、5日SMAの5,219円や10日SMA5,217円を下抜けしていることから、再び上抜け出来るかが注目される。本日はリスク選好の動きの中、25日SMAを維持出来るかが注目される。NY金もリスク選好の動きで米長期金利が上昇したことや米ドルインデックス指数が上昇したことで、あっさり1,500ドルを下抜ける展開となった。米中通商協議の進展期待が広がっていることから、リスク回避資産としての金や債券は買われにくい展開となっている。為替市場では、1ドル=109円台まで上昇しており、東京金の下支えとなっている。109円台を維持出来るかが注目される。
本日は東京金にとってはリスク選好の動きから売られやすい展開となっている。そのため、25日SMAを維持出来るかが大きな注目点となる。
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