★9月24日以降の東京金60分足では、引けにかけて下げ止まる展開となった。ロウソク足も引けにかけて上値・下値を切り上げる展開となった。上値では24時間SMA(緑線)が5,149円に位置しており、レジスタンスとして意識される。26期間先の先行スパンも横バイとなっていることから、下落の勢いは一旦鈍化している。
NY金先物市場は1470.50-1507.20ドルのレンジ相場となった。ユーロドルが2017年5月以来となるドル高・ユーロ安になったことをはじめ、ドルが底堅い動きだったことで、金先物価格は弱含んで推移した。また『米国市場に上場している中国企業の上場廃止を米政権が検討している』との先週の報道を米財務省広報官が否定したことで、リスクオンになったことも金価格にとって重石となった。1485ドル以下でストップロスの売りが執行されたとの見方もあった。
価格帯別出来高では、5,100円近辺と5,150円近辺では短時間に出来高が膨らんでいることから、押し目買いが入っていることを示している。ただ、5,200円前後では、出来高が多いことから、戻り場面では上値の重石となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でMACDが横バイから上向きになっていることで、下落の勢いの鈍化を示している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、下方で%DがSlow%Dを上抜けしてきたことから、戻り基調を示している。
東京金の週足の13週SMAの5,096円がサポートラインとなり一旦下げ止まる展開となっている。ただ、このラインを下抜けすると、日足の75日SMAの5,019円が下値目処として視界に入る。三尊天井のようなフォーメーションとなっているので、もう一段下落すると大きな調整下落となりやすい。そうなると、100日SMAの4,902円や26週SMAの4,871円までの下落調整となる可能性もある。NY金も心理的な節目である1,500ドルを下抜け、1,485ドル以下でストップロスが執行されたことで短時間で下げ過ぎた可能性もあり、調整的な戻り基調となりやすい。為替市場では108円がレジスタンスとして意識されていたものの、ドル高の進行から108円台を維持しており、東京金の下支えとなりやすい。
注目点では、13週SMAの5,096円を下抜けするのか、それとも維持出来るのかが焦点となる。また、日足では三尊天井の様相となっているので、下抜けるとやや大きめの調整下落となりやすいので注意が必要となる。
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