★3月14日以降の東京金60分足では、もみ合い相場から急上昇する展開となり240時間SMA(茶線)を一気に上抜けする展開となった。ただ、引けにかけては、やや上値の重い展開となった。各SMAも上向きとなっており、上昇基調は継続している。
NY金先物市場は、米FRBが無制限の量的緩和策を導入する発表したことも支えに買いが入った。また、米国株の軟調な動きも金の買いに拍車をかけた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯でもみ合う展開が続いていたが、上抜けすると急速に買いが強まった。出来高の多い価格帯が下値にあり、上値が重くなると利益確定売りが入りやすい。そのため、上値で出来高が膨らむかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横ばいとなってきており、上昇の勢いが鈍化していることを示している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、買われ過ぎから%DとSlow%Dが下向きとなってきており、短期的には上値が重くなっている。
東京金の日足では、大陽線となり10日SMA、100日SMA、75日SMAを上抜け、25日SMAの5,542円を上抜けした。また、5日SMAが上向きとなってきたことで、短期的な上昇基調となっている。25日SMAを上抜けしたことで、上値追いの動きになりやすい。ただ、押し戻されるようなら25日SMAがレジスタンスとして意識され上値の重さが嫌気されたことになる。NY金は米FRBの無制限による量的緩和を好感して買われた。ただ、市場では資産の現金化の流れが再燃していることから、再び金売りになる可能性もあるので注意が必要となる。為替市場では、ドル需要が再燃したことで底堅い展開が続いている。そのため、東京金の下支えとなっている。しばらくは、ドル需要が一巡するまではドル高が継続する。
本日の注目点は、25日SAMの5,542円を維持できるのか、それとも下押しするのかがポイントとなる。市場全般にボラティリティが高まっていることから、上下に振れやすい展開がしばらくは継続する。
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