★9月21日以降の東京金60分足では、9月21日安値4307円を上抜けすると加速的に上昇基調が強まり、一気に各異動平均線や雲の上限を上抜けする強い展開となった。しかし、引けにかけて上値が重くなり、上昇の勢いも一服となった。引けにかけて上値を切り下げる展開となったものの、引けは高値引けとなった。
NY金先物市場は一時1198.00ドルまで買われた。イタリアの債務問題に対する警戒感が高まっていることや短期筋のポジション調整に絡んだ買いが入った。また、前日に約1ヵ月半ぶりの安値水準まで下落した反動買いも入った。週末、月末、期末も重なり、調整の買戻しも入りやすかった。ただ、ユーロが対ドルで売られたことで、やや上げ渋る展開となった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上抜けしたことで、売り方からの買戻しも入り、加速的な上昇となった。出来高の多い価格帯を上抜けしたことで、買い方からの『やれやれ売り』は吸収した。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、シグナルとのかい離幅を若干縮小していることから、上昇の勢いは鈍化している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ域から%Kと%Dが下向きとなり調整的な動きとなっている。
東京金日足では、25日SMAと一目均衡表の基準線がサポートとなり反転し、5日線、10日線、転換線9日を上抜けた。ただ、75日線の4361円がレジスタンスとして意識されており、再び上抜け出来るかが焦点となる。イタリアの財政問題懸念が浮上したこともあるが、週末・月末・期末が重なったことでポジション調整的な買戻しが入ったとの見方もあり、週明け以降も買いが継続するかは懐疑的である。為替市場では、イタリア財政問題が残りユーロが売られやすい地合いとなっている。一方で、ドル/円は週末引けにかけてドル買い・円売りが強まり年初来高値を更新する113.71円まで円安が進行しており、東京金の支援材料となりやすい。日米貿易協議や日米首脳会談で円安けん制が出なかったことも円売りを支援している。
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