FITS エコノミックレポート

東京金60分足では小幅もみ合いも上値重い展開!

 

★3月24日以降の東京金60分足では、120時間SMA(赤線)がレジスタンスとなり上値を抑える一方で、寄り付き後は一目均衡表の雲の下限もレジスタンスとして意識されそうである。

 

NY金先物市場は1632.00-1673.60ドルのレンジ相場となった。為替相場でドルがユーロに対して買い優勢となり、ドル建ての金先物には割高感が生じて上値が圧迫された。上げ幅を伸ばした米国株の動きも安全資産とされる金の売りに繋がった。

 

価格帯別出来高では、上値に出来高の多い価格帯があり、戻り場面では上値の重石となりやすい。現在は小幅にもみ合いながら出来高が膨らんできていることから、5,550円前後での押し目買いが入っている。ただ、もう一段下押しするようなら、買い方らの手仕舞い売りが入りやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下で横ばいとなっており、トレンドレスの状態となっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線ともに下向きとなっていることで、短期的には下押しバイアスが強まっている。

 

東京金日足では、5日SMAの5,644円を下抜けしており、レジスタンスとして意識される。一方で、下値ではやや低下気味の25日SMAの5,533円がサポートラインとして意識される。徐々に上値が重くなっており、25日SMAを維持出来るかが注目される。NY金先物もやや上値が重くってきており、東京金同様に上値を5日SMAが抑える一方で、下値は25日SMAがサポートとして意識されている。相場の節目となっている。為替市場では、米長期金利が上昇したことで、ドルの下支えとなっている。米国の大規模な財政投入やFRBによる大幅金融緩和から、将来的なインフレ懸念が出ており一方的な債券買いにはなりずらくなってきた。

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