FITS エコノミックレポート

東京金60分足では大きな変動なくじり高を継続!

 

★8月1日以降の東京金60分足では、大きな変動がなくじり高基調となっており、上昇トレンドを継続している。26期間先の先行スパン1,2も上昇基調を継続している。上昇基調が継続していることから、一旦上値が重くなると利益確定売りが入りやすく調整的な動きとなる。

 

NY金先物市場は1484.30-1522.70ドルのレンジ相場となった。6年4カ月ぶりの高値を更新した。米中貿易摩擦の激化を背景に世界経済の先行き不安が高まり、この日もニュージーランドやインド、タイの中央銀行が政策金利を引き下げるなど、各国の中央銀行が緩和姿勢を強めており、金の魅力が高まっている。 ただ、通常取引終了後の時間外取引では、米国株式の反転を意識して金先物は1506.00ドルまで売られている。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯からかい離してきたことで、上値が重くなると利益確定売りがはいりやすい。高値圏で出来高が増えてくるかが注目される。一方で出来高の多い価格帯からかい離していることで売り方からの手仕舞いの買い戻しもはいりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、緩やかに上昇基調が継続しているが、MACDが一旦下向きとなっているので、上昇の勢いは一旦後退している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%DがSlow%Dwo 高値圏で下抜けしたことで、調整的な動きになりやすい。

 

東京金の日足では、5日SMA5,007円、10日SMA4,977円に位置しており、両線上向きとなっていることで、短期的には上昇トレンドは継続している。ただ、高値圏に位置していることから、利益確定売りも入りやすい。NY金は節目とされていた1,500ドルを維持しており、強い相場を維持している。為替市場では、106円台前半での動きとなっているが、トランプ大統領が再びFRBに利下げの圧力を掛けはじめたことや、エバンス米シカゴ連銀総裁のハト派発言もあり、日米金利差縮小による円高懸念もありドル/円の重石となっている。

本日の注目点は、短期的な調整的な下落となるのか、踏み上げ相場となるのかが注目される。下落調整となった場合、5日SMAや10日SMAで下げ止まるかも重要ポイントとなる。

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