FITS エコノミックレポート

東京金60分足では出来高伴うもみ合い相場!

 

★12月21日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)がサポートラインとなりもみ合い相場が続いている。各SMAも全て緩やかに上昇していることから、過熱感なく上昇基調は継続している。一目均衡表の雲も緩やかに上昇しており、高低の中心値が上昇してことを示している。24時間SMAと雲の上限がサポートラインとして継続するかが焦点となる。

 

NY金先物市場は1512.101519.90ドルのレンジ相場となった。金先物価格は連日上昇していたこともあり、利食い売りが入り一時前日比でマイナスに沈む場面もあった。しかし欧州通貨やオセアニア通貨に対してドルが弱含むと、対ドルで取引される金先物は割安感から買いが優勢となり4日連続して続伸して引けた。ただ、年末前でまとまった規模の取引は観測されなかった。

 

価格帯別出来高では、もみ合う地合いのなかで出来高が急速に膨らんでいることから、買い方からの利食い売りを吸収しながらもみ合い相場が続いている。売りが一巡すると再び上昇基調になりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からMACDがシグナルを下抜け緩やかに低下基調にある。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も上方で%DがSlow%Dを下抜け、両線とも下向きとなっている。そのため、短期的には一旦下押しバイアスがかかっている。

 

東京金の日足では、5日MSAの5,288円の上方に位置しており、5日SMAと10日SMAの両線が上向きとなっていることから、短期的な上昇基調は継続している。60分足では、下押しバイアスがかかっているが、日足では上昇基調に変化がない。そのため、60分足で下げ止まると再び上昇基調に戻る可能性が高い。押し目買い狙いとなりそうだ。NY金先物市場も、長期金利の低下や米ドルインデックス指数が低下していることから、底堅い展開となっている。為替市場は109円台半ばでもみ合う展開が継続している。昨年は年末に向かって円高基調となったが、今年は底堅い展開が続いている。

 

年内取引最終日となる。本日の注目点は5日SMAを維持して終了出来るかにある。明確な上昇トレンドとなっていることから、オシレーターに過熱感があっても高水準で張り付く可能性が高いので注意が必要となる。

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