FITS エコノミックレポート

東京金60分足では出来高の多い価格帯を上抜け!

 

★1月30日以降の東京金60分足では、ダブルボトムネックラインを上抜け上値・下値を切り上げる上昇基調が継続している。一時一目均衡表の雲の上限がレジスタンスとして意識されたものの、上抜けすると強い上昇基調となった。直近高値の5,539円を上抜け出来るかが注目される。

 

NY金先物市場は1556.00-1571.90ドルのレンジ相場となった。米国株式の続伸が多少意識されたが、ウイルス感染者は来週にかけて一段と増加する可能性があることから、金先物は底堅い動きを見せた。米国株高は特に嫌気されなかった昨日に続いてポジション調整の買い戻しが優勢となった。本日お昼前後に雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。

 

価格帯別出来高では、一旦含み損を抱えた買い方からの『やれやれ売り』を吸収して出来高の多い価格帯を上抜けした。そのため、やれやれ売りが一巡したことで、上値が軽くなる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、シグナルと共に上向きを維持しており上昇基調は継続しているが、シグナルとのかい離が縮小していることから上昇の勢いは鈍化してきている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感が出ており、短期的には調整下落場面となりやすい。ただ、明確なトレンドが発生していることから、高水準で張り付くダマシが発生しやすいので注意が必要となる。

 

東京金の日足では、25日SMAの5,488円がサポートとなり、レジスタンスとして意識されていた5日SMAの5,504円と10日SMAの5,511円を上抜けしたことで短期的には上値追いの相場となりやすい。NY金は、市場がリスク選好の動きとなっている中、ポジション調整による買い戻しが入り底堅い展開となっている。ただ、ポジション調整が終了すると上値が重くなる。為替市場では、円安傾向が継続しているものの、110.00円ところでは上値の重い展開となっている。ただ、円安傾向となっていることから東京金の下支えとなる。

本日の注目点は、短期SMAを上抜けしたことから上値追いの展開となるかが注目される。一方下押しした場合は、25日SMAがサポートになるかが焦点。

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