FITS エコノミックレポート

東京金60分足では出来高の多い価格帯でもみ合い!

 

★10月21日以降の東京金60分足では、雲の下限を下抜けしたものの240時間SMA(茶線)がサポートとなり下げ止まる展開となっている。今晩夜間取引では雲のネジレがあることから、反転や加速など相場の節目となりやすいので注意が必要となる。

 

NY金先物市場は1485.60-1497.10ドルのレンジ相場となった。30日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、調整の売りが継続した。また、米中通商協議や英EU離脱への警戒感が緩み、投資家のリスクオフ姿勢が後退していることが、引き続き金の上値を圧迫している。 しかしながら、通商協議を巡る第1段階の合意文書署名が、APECに間に合わない可能性が出てきたことから、金先物の下げ幅は縮小した。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い5,200円前後で下げ止まる展開となっている。ただ、上値でもそこそこの出来高があり、戻り基調では買い方からの『やれやれ売り』が出やすく上値の重石となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でMACDがシグナルをわずかに上抜けしてきたので下落の勢いは鈍化傾向となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%Dが横ばいとなっており、トレンドオフのもみ合い相場を示している。オシレータはトレンドオフでしばらくはもみ合い相場となりやすい展開となっている。

 

東京金の日足では、5日SMAの5,220円や10日SMAの5,201円を下抜けしたものの、25日SMAの5,186円がサポートラインとして意識され下げ止まる展開となっている。NY金先物市場も弱含みながらもFOMCを控えて様子見ムードが広がっている。今回のFOMCでの利下げは織り込まれているものの、会合後のパウエル米FRB議長の会見で、年内最後の利下げを匂わせるようなタカ派会見となると売られやすい展開が予想される。為替市場では、109円台では上値が重い展開となっている一方で、108円台後半での底堅い展開となっている。新規材料待ちの様相となっている。

 

本日は25日SMAを維持出来るかが注目される一方で、5日SMAと10日SMAを回復出来るか注目点となる。ただ、FOMCの結果を控えて全般様子見ムードが広がる展開が予想される。

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