FITS エコノミックレポート

東京金60分足では出来高の多い価格を上抜けできるか!

 

★12月4日以降の東京金60分足では、雲の上限や120時間SMA(赤線)240時間SMA(茶線)を上抜けしたことで、戻り基調が継続している。ただ、本日お昼過ぎに雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目となりやすい。

 

NY金先物市場は1466.90-1483.50ドルのレンジ相場となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えるなか、米長期金利の低下を眺めながら買いが優勢となった。米連邦準備理事会(FRB)が緩和的な姿勢を維持するとの見方が強いことが、金の下支えとなった。米金融政策発表後に一段高となった。

 

価格帯別出来高では、上値に出来高が多い価格帯があり、買い方から『やれやれ売り』が出やすく上値の重石となりやすい。ただ、上抜け出来ると戻り基調に弾みがつく可能性もあり注目される。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でMACDとシグナルがかい離幅を広げ両線と上向きとなっていることで、戻り基調が継続している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、やや買われ過ぎ過熱感はあるものの、高値圏で%DがSlow%Dを再び上抜けしていることから、上昇基調は継続している。

 

東京金の日足では、レジスタンスとして意識されていた、5日SMAの5,116円、10日SMAの5,128円、25日SMAの5,120円、100日SMAの5,133円を上抜けしてきたことから、本日も維持出来るかが焦点となる。ただ、上値には75日SMAの5,169円が位置しており、レジスタンスとして意識される。NY金は、FOMCの結果を受け米長期金利の低下や米ドルインデックス指数の低下などもあり、買い戻しの展開となっている。今後も重要イベントが続くため、一喜一憂の動きとなりやすい。為替市場では、108円台半ばへやや円高が進行したものの、底堅い展開は続いている。

 

本日の注目点は、レジスタンスを上抜けしてきたものの維持出来るかが焦点となる。また、75日SMAがレジスタンスとして意識されやすく、上抜け出来るかも注目される。

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