★8月28日以降の東京金60分足では、5,200円前後でのもみ合い相場から再び5,250円前後まで持ち直す展開となっている。夜間取引に入ると雲のネジレがあり、トレンドの加速や反転など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1528.00-1558.90ドルのレンジ相場となった。米中の制裁関税合戦が継続され、通商交渉も難航する様相が高まり、安全資産の金は底堅く推移した。8月米ISM製造業景気指数が2016年1月以来の水準まで低下したことが明らかになるとリスクオフ地合いが一気に強まり、金先物には買いが集まった。また、米国株式の大幅下落を受けてリスク回避の買いが活発となった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上抜けしていることから、上値が重くなると買い方からの利益確定売りが入りやすくなる。そのため、高値圏で出来高が膨らむかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、シグナルと共に上向きを維持しており、上昇の勢いが強いことを示している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、短期的に買われ過ぎ過熱感が出ているものの、明確なトレンドが継続している時には、上昇かい離が継続し高水準で継続する。
東京金日足では、10日SAMの5,196円がサポートラインとなり、5日SMAの5,221円を上抜けしたことで短期的には強い相場となっている。下押しは10日SMAが限界となっており、上昇トレンドは継続している。NY金も高値圏で推移していることで、上値が重くなると利益確定売りが入りやすい。ただ、下値では押し目買いが入りやすく、失速的な動きにはなりにくい。為替市場では、再び105円台後半での円高推移となっており、東京金の上値を抑える要因となる。
本日の注目点は、8月30日付けた高値5,260円を上抜けるかが焦点となる。高値圏にあることから、直近高値を上抜けしてくるようなら、売り方からの買い戻しも入りやすい。そのため、踏み上げ的な相場には注意が必要となる。一方で、上値が重くなると、利益確定売りも入りやすい。そのため、5日SMAを維持出来るかも注目される。
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