FITS エコノミックレポート

東京金60分足では上値・下値切り上げる展開!

 

★2月6日以降の東京金の60分足では、上値・下値を切り上げる展開となっており、上昇基調が継続している。雲のネジレ近辺で終了しており、反落基調で終了している。そのため、24時間SMA(緑線)の5,550円がサポートラインとなるかが注目される。

 

NY金先物市場は1568.50-1581.70ドルのレンジ相場となった。中国の新型肺炎の感染者数が認定基準の見直しで急増し、新型肺炎の感染拡大を巡る先行き不透明感が高まり、逃避資産の金に買いが入った。時間外取引のアジア市場で1568.50ドルから1578.90ドルまで反発した。その後1574.80ドルまで下げたが、米国株式の伸び悩みを意識して通常取引終了後の時間外取引で1580.20ドルまで戻した。 

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上回っていることから、上値が重くなると利益確定売りが出やすい。もみ合いながら徐々に出来高が増えていることから、下押しの際は押し目買いが入ってきていると思われる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横ばいとなっており、トレンドレスの状態となっている。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ域から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、下押しバイアスが強まってきている。

 

東京金の日足では、緩やかに上向きとなっている5日SMAの5,540円がサポートラインとして意識されている。下値では10日SMAの5,520円や25日SMAの5,503円もサポートラインとして意識される。上値では1月8日高値5,574円が視界に入ってきている。NY金も新型コロナウイルスの感染者が急増したことで、世界景気の先行き懸念が広がっていることから底堅い展開が予想される。心理的節目となる1,600ドルが視界に入る。為替市場では、リスク回避の円買いになりやすい一方で、地理的に中国が近いことから、地政学的リスクとしての円売りも入りやすい。NYタイムでもドルが底堅い展開となり、109円台後半で推移している。

本日の注目点は、リスク回避の金買いとなりやすいため、1月8日高値を目指す展開となるかである。また、下押しした際は、5日SMA、10日SMA、25日SMAがサポートラインとして意識されるかもポイントとなる。

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