★10月17日以降の東京金60分足では、NY市場の参入から上昇基調が強まった。雲のネジレ前後で相場が加速するなど、節目となる展開となった。ただ、引けにかけては上昇の勢いが一服していることから、買い方からの利益確定売りが入りやすい。また、一気に一目均衡表の雲とのかい離幅が拡大したことで、調整的な動きになりやすい。
NY金先物市場は1490.40-1506.90ドルのレンジ相場となった。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る情勢の不透明感は払拭されていないことから、安全逃避の買いが観測されており、金先物は節目の1500ドル台を回復した。また、英ジョンソン政権が総選挙実施の意向を示したため、不透明要因の高まりも金を下支えした。
価格帯別出来高では、5,230円前後で出来高が膨らんだものの、5,200円との間の価格帯では出来高が少なく歯抜けのような状態となっている。そのため、出来高の少ない価格帯では値動きが大きくなりやすいので、注意が必要となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でMACDとシグナルが上向きを維持していることから、上昇基調が継続している。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、かなり買われ過ぎ過熱感が出ていることから、何時調整的な動きになっても不思議ではない。
東京金の日足では、5日SMAの5,197円、10日SMAの5,191円、25日SMAの5,183円を上抜けしたことで、戻り基調が強まる可能性が高まってきた。一方で、下値ではこれらのSMAがサポートラインとして意識される。NY金も心理的な節目となる1,500ドルを回復したことで、再び買い方が強気となりやすい。為替市場では、108.60円前後で底堅く推移しており、東京金の下支えとなりやすい。
英国のEU離脱を巡る不透明感からリスク回避の金につながりやすい一方で、ドル/円が底堅い展開が続いている。そのため、9月5日高値の5,304円が視界に入ってくる。
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