FITS エコノミックレポート

東京金60分足では三角持ち合いを形成!

 

★4月13日以降の東京金60分足では、引けにかけて三角持ち合いを形成した。週明け上下どちらかに放れる可能性が高まっている。弱気相場からやや持ち直す展開となっている。週明け一目均衡表の雲のネジレが正午前後にありトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。120時間SMA(赤線)が緩やかに低下してきたことで、上昇の勢いは鈍化傾向にある。

 

NY金先物市場は3日続落した。トランプ米大統領が新型コロナの感染拡大で制限していた経済活動を、感染が少ない地域から再開することを認める指針を発表し、経済活動の再開期待が高まったことや、ウイルス治療薬の開発をめぐって楽観的な観測が浮上したことでリスクオフムードが後退し、安全資産の金は週末のこの日も利益確定売りが続いた。 

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯から100円超かい離してきたことから、もう一段下落すると買い方からの手仕舞い売りが入りやすく下押し圧力となりやすい。一方で、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が入り上値の重石となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方から緩やかに上向きとなりシグナルとゴールデンクロス寸前となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、徐々に下値を切り上げ%DがSlow%Dをわずかに上抜けしてきており、緩やかながらも戻り基調となってきている。

 

東京金の日足では、下向きになってきた5日SMAの5,888円や10日SMAの5,845円を下抜けしてきたことで下押しバイアスが強まっている。また、3月17日安値4,876円を起点として4月2日安値5,367円を結んだトレンドラインを下抜けしてきたこともトレンドの変化となっている。下値では25日SMAの5,609円がサポートとなりやすい。NY金も利益確定売りが継続する展開となっている。米景気先行き不透明感が根強いものの、トランプ米大統領が経済活動の再開を認めたことや、米FRBが国債購入を減額すると発表したことで米長期金利が上昇した。今後売られやすい展開となりやすい。為替市場では、ドルの上値が重くなってきており、東京金の上値を抑える展開となっている。

本日の注目点では、東京金のトレンド転換となる可能性があるので注意が必要となる。早々に5日SMAや10日SMAを回復出来るかが焦点となる。明確に下落調整となると25日SMAまでの下落が視界に入る。

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