FITS エコノミックレポート

東京金60分足ではレンジ上限切り下げ!

 

3月28日以降の東京金60分足では、レンジ相場は継続しているものの上値が4465円前後から4460円前後へ上値が切り下がっている。120時間線(赤線:日足では5日線)の攻防となっている。また、雲のかげんを下抜け引けにかけて下落基調となっている。

 

NY金は、3月のマークイット背増業PMIやISM製造業景況指数が前月より鈍化したことで、景気拡大の減速が懸念され米国株が下落したことで、金はしっかりの展開で続伸した。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の下限にあり下抜けすると出来高の少ない価格に傾斜する。そのため、終値を維持できるかが焦点となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン近辺で推移していることから、まったくトレンドが出ていないことになる。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ域から%Kと%Dがデットクロスして下向きを維持している。

 

欧米市場から為替市場で円高が進行していることで、NY金の上げを打ち消す動きとなっている。新年度に入り機関投資家なども動きやすくなっていることから、110円半ば近辺まで押した際は押し目拾いの動きが出てくる可能性が高い。また、3月27-28日には、110円割れ寸前から『鯨』のドル爆買いが出ていたとの指摘もあり、本日も円高基調時には『鯨』が潮を吹いて水面上に浮上してくるかが焦点となる。東京金はやや下向きバイアスが強くなっているが、4450円近辺を維持できるかも注目点となる。

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