★9月30日以降の東京金60分足では、10月3日以降もみ合い相場が続いている。ただ、一目均衡表の雲の上限を下抜けしてきたことから、上値の重い展開となってきた。また、24時間SMA(緑線)を下抜けしたことで、レジスタンスとして意識されている。先行き雲の厚みが薄くなっており、上抜け・下抜けしやすくなる。
NY金先物市場は1501.40-1522.20ドルのレンジ相場となった。注目された米雇用統計は、非農業部門雇用者数変化が市場予想を下回る結果だったことで、金先物価格は一時1522.2ドルまで買われた。しかし、前月分が上方修正されたことや、失業率がこの50年で最低となる3.5%まで下がったことで、市場はリスクオンの動きになり金先物は1501.4ドルまで弱含んだ。もっとも、その後は株式市場は堅調を維持したものの、米金利が低下し、ドルも上値が限られたことで前日とほぼ変わらない水準まで戻した。
価格帯別出来高では、買い方からの『やれやれ売り』が入りやすく上値の重石となっていることで、もみ合い相場が続いている。下押しするようならシコリ建玉が膨らむことから、さらに上値を重くする。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、緩やかに下落基調が続きゼロラインを下抜けしてきたことで、調整的な下落基調が続いている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%DがSlow%Dを下抜け緩やかに下落基調となっており、じり安基調が継続している。
東京金の日足では、10日SMAの5,174円と25日SMAの5,188円がレジスタンスとして意識され上値を抑えられている。一方で、5日SMA5,133円がサポートラインとして意識されている。そのため、小幅な値幅となり方向感を欠く展開となっている。NY金先物市場は、リスク選好の動きとなったものの、長期金利が低位推移したことで底堅い展開となり1,500ドル台を維持した。為替市場は、米長期金利低下傾向からドルの上値は重いものの、過度な円高基調にもならない展開となっている。
週明けの注目点では、短期的には下落基調となっていることから5日SMAを維持出来るかが焦点となる。また、一目均衡表日足の雲の上限5,115円もサポートラインとして意識されている。
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