★12月18日以降の東京金60分足では、欧米市場がクリスマス休暇だったため、ほとんど値動きのない展開だった。上昇基調を強めた時は24時間SMA(緑線)とかい離幅を広げたものの、横ばい推移が長引いたことからかい離幅が縮小してきた。そのため、24時間SMAがサポートして意識されるかが注目される。また、一目均衡表の雲が接近してきていることから、雲の上下限もサポートとして意識される。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の上方に位置していることから、上値が重くなると買い方からの利食い売りが入りやすく短期的な下落調整となりやすい。5,265円前後でもみ合いが続いていることから、出来高も膨らんできている。そのため、今後も出来高が膨らんでくるかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルとデッドクロスして下向きとなっており、短期的には下落調整局面となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%DがSlow%Dを下抜けて両線とも下向きとなっていることから、下押しバイアスが強い。
東京金の日足では、5日SMAの5,236円の上方に位置しており、さらに5日SMAと10日SMAが上向きとなっていることから、短期的には上昇基調が継続している。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%D:97.51 、Slow%D:95.83と買われ過ぎ過熱感が強いことから、一旦上値が重くなると利食い売りに押される可能性がある。その際は、5日SMAや10日SMAがサポートラインとして意識される。為替市場では、欧米市場がクリスマス休暇だったため、アジア市場からの水準とほぼ変わらない109.30円台での推移となっている。
東京金は短期的には若干の下落調整しやすい。そのため、5日SMAや10日SMAで下げ止まるかが注目される。海外の市場参加者がかなり減少していることから、突発的な事が生じると上下に振れやすいので注意が必要となる。
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