★11月28日以降の東京金60分足では、120時間線(赤線:日足では5日線)が上値抵抗ラインとなりもみ合い商状となった。4600円が下値節目となり、徐々に上値・下値を切り上げる動きになっている。
NY金先物市場は一時1292.50ドルまで買われた。米税制改革案で、上院での可決に必要な十分な票を獲得したとの報道を受けて一時弱含む場面があった。しかし、全米大統領補佐官(国家安全保障担当)のフリン氏がロシア疑惑で有罪を認め、トランプ大統領の関与を証言したと伝わると、NYダウが一時350ドル超安となった。米国株急落や米長期金利の低下からリスク回避の金買いが入った。ただ、株安が一服すると金の上げ幅は縮小した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯まで戻り基調となったが、買い方からの『やれやれ売り』が入り上値が重くなった。価格帯との間に出来高の少ない価格帯があることから値動きが荒くなった。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、MACDがゼロラインまで上昇しているが、ゼロラインが上値抵抗ラインとなることが多いので注意が必要となる。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、上値を切り下げ%Kと%Dが下向きとなっていることから、下落基調は継続している。
週明けは、ロシアゲート問題浮上によるリスク回避の動きが強まるのか、それとも米税制改革案の上院での可決によるリスク選好の動きが強まるのか焦点となる。注目材料は、8日週末の11月米雇用統計となるが、基本的には年末商戦向けの臨時雇用やハリケーン復興事業などにより、底堅い数字が期待される。雇用や賃金が下振れしたとしても、よほどの悪化ではない限りFOMCの12月利上げ実施は揺るがない。また、8日には米暫定予算が失効、債務上限の適用停止期限となる。交渉が難航すると政府機関の一部閉鎖懸念からがドル安材料になりやすい。12月3日から23日まで水星逆行期入りとなり、相場のボラティリティが高まりやすい期間となる。ボラティリティの高まりはリスク回避の金買いにつながりやすい。
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