★1月24日以降の東京金60分足では、戻り基調が継続して雲の上限を上抜けしたものの、高値圏でもみ合う展開となっている。本日引けにかけて雲のネジレがあることからトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすいので注意が必要となる。
NY金先物市場は1576.80-1590.70ドルのレンジ相場となった。新型のコロナウイルスによる肺炎患者は増加しており、死者も増えていることから、安全逃避的な金買いは継続した。世界保健機関(WHO)は30日、『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』(PHEIC)を宣言したことも買い材料視された。市場のリスク回避モードが落ち着かない状態が続いている。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯まで戻り基調となったものの、一旦含み損を抱えた買い方からの『やれやれ売り』が出やすく上値の重い展開となっている。やれやれ売りが一巡するまでは上値が重い。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルを下抜けしたことで、一旦上値の重い展開となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなってきていることから、下押しバイアスが強まっている。
東京金の日足では、高値圏でのもみ合い相場が続いている。ちょうど5日SMAの5,519円上に位置しており、維持出来るかが焦点となる。25日SAMが緩やかに上昇基調が続いており、5日SMAや10日SMAに接近していることからサポートラインとして意識される。NY金先物市場は、新型コロナウイルスによるリスク回避の動きが継続していることや、米長期金利が低下基調にあることから、底堅い展開が予想される。為替市場では、リスク回避の動きにも関わらず、過度な円買いにはつながず108円台後半で下げ止まる展開となっている。そのため、東京金の下支えとなりやすい。
本日の注目点は連日同様に5日SMAや10日SMAを維持出来るかが焦点となる。徐々に25日SMAが上向きで近づいてきていることから、サポートラインとして意識されやすい。新型コロナウイルスの感染者の数が減少するような動きになるまでは、リスク回避モードが継続しやすい。
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