★2月14日以降の東京金60分足では、もみ合い相場後に上昇する展開が続いている。これは、もみ合い相場で利益確定売りを吸収しながら上昇していることになる。24時間SMA(緑線)の上方に位置しているうちは上昇トレンドが継続する。一目均衡表の雲も先行き上向きを維持していることから、緩やかに上昇トレンドを維持している。
NY金先物市場は1652.80-1691.70ドルのレンジ相場となった。韓国やイタリアなど中国以外での新型コロナウイルスへの感染者拡大のニュースを受け、世界的な景況への懸念から、安全資産とされる金を買う動きが強まった。NY金先物は4月限の高値が一時1691.70ドルと大幅高。米金利低下によるドル安も、ドル建て金価格の押し上げに寄与した。
価格帯別出来高では、高値圏で出来高が膨らんでいることから、底堅い上昇基調となっている。もみ合う場面では出来高が膨らんでいることで、利益確定売りを吸収しながらの上昇となっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横ばいとなっており、ダマシが頻発している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、高水準でもみ合う展開なっており、明確なトレンドが発生していることから、ダマシが頻発している。
東京金の日足では、真上に上昇する強い展開となっている。年初からもみ合い相場が続いていたことから、売り方からの手仕舞い買い戻しも入りやすい。現在は上昇の勢いが継続している。ボリンジャーバンドでもエクスパンションが継続している。NY金先物市場も1,600ドル台半ばまで上昇しており、リスク回避の買いが強まっている。新型コロナウイルスの感染拡大しているうちは、金も底堅い展開が予想される。為替市場では、リスク回避の動きから円売りも一服しているものの、110円台半ばで推移していることから、東京金の下支えとなる。
買われ過ぎ過熱感も出ていることから、そろそろ利益確定売りに押される場前も予想される。しかし、上向きの5日SMAの5,755円がサポートラインとなりやすい。押し目では、買いそびれた投資家からの買いが入りやすい。
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