★9月27日以降の東京金60分足では、もみ合いながらもじり高を継続した。ただ、雲のネジレ近辺で上値が重くなりやや反落基調となった。24時間SMA(緑線)や雲の上限の上方に位置していることから戻り基調は継続している。
NY金先物市場は1501.70-1525.80ドルのレンジ相場となった。9月米ISM非製造業指数が52.6と予想の55.0を下回ったことで、市場はリスクオフに動き、米金利低下、株価下落、ドル売り、金買いに反応した。しかし、その後に米株がプラス圏を回復したことで、金先物価格も上げ幅は縮小した。
価格帯別出来高では、上値に出来高が多いことから買い方からの『やれやれ売り』が上値も重石となっている。5,200円台まで上昇すると上値が軽くなってくる。下値での出来高も多いことから、一旦上値が重くなると利益確定売りも入りやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横向きとなっており、トレンドレスの状態となっている。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、価格は上昇しているにも関わらず、徐々に上値を切り下げるダイバージェンスとなっているので注意が必要。
東京金の日足では、5日SMAの5,133円を回復したものの10日SMAの5,179円や25日SMAの5,192円がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。NY金市場は、今週発表された米経済指標が軒並み悪化していることで、米長期金利が低下傾向となって支援材料となり1,500ドルを回復している。為替市場では、米国長期金利が低下傾向にあることから、ドルの重石となっているものの過度な円高にはつながっていない。
本日の注目点は、10日SMAと25日SMAを上抜け再び上昇基調が継続されるのか、それとも上値の重さから5日SMAを下抜けるのかが焦点となる。本日は9月雇用統計発表を控え様子見ムードが強まりアジア市場では動き難い展開が予想される。
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