★8月26日以降の東京金60分足では、24時間線(緑線:日足では1日線)が下値支持ラインとなり、大きな押しもなくジリ高が継続した。各移動平均線がかい離幅を広げつつ上向きを維持していることから、上昇トレンドが継続している。
NY金先物市場は、米8月雇用統計で非農業部門雇用者数や失業率、平均時給がいずれも予想より弱い内容だったことから、追加利上げ観測が後退したことを受けて、金市場に資金が流入しやすくなるとの見方から金が買われた。
価格帯別出来高では、4650円超から出来高を伴い上昇基調となっている。出来高が多い価格帯が短期間で三層となっており、売り方からの手仕舞い買い戻しも入りやすい。出来高を伴って上昇していることから、強い上昇基調となっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でMACDとシグナルが緩やかに上昇基調となっている。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:92.79、%D:93.36とかなり過熱感が出ている。
9月のFOMCのQE縮小に向けた材料となることから、注目されていた米8月雇用統計は不調な結果となった。しかし、為替市場では一時ドル売り・円買いが強まったものの、その後直ぐにドルの買い戻しが入り110円台を回復したことから、東京金の下支えとなった。NY金も米追加利上げ観測が後退したことで買われたことから、東京金を支援した。
9月は9日に北朝鮮建国記念日、20日に米FOMC会合、29日に米議会・歳出法案成立期限となり、地政学リスクや金融政策リスク、政治リスクが入り混じっていることから、この間は金を支援しやすい。
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