★8月8日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)がサポートとなり、上昇基調は継続している。先行き徐々に雲の厚みが出てくることから、雲が抵抗帯となりやすくなる。各SMAも緩やかに上昇しており、上昇基調は継続している。
NY金先物市場は1518.30-1537.70ドルのレンジ相場となった。おおむね良好な米経済指標を受けて金相場は利益確定売りが先行したが、低下傾向を強めた欧米金利の動きは金利がつかない金にとっては支援要因となった。マイナス金利の独・仏10年債利回りは過去最低を更新し、米10年債利回りは一時約3年ぶりの水準まで低下した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の上方に位置していることから、上値が重くなると利益確定売りが入りやすくなり、上値の重石となりやすい。そのため、高値圏で出来高が増えてくるかが注視される。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でMACDがシグナルをわずかに上抜けしてきたことで、緩やかな上昇基調は継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%DがSlow%Dを上抜け緩やかに上昇基調を維持している。
東京金日足では、5日SMAの5,142円がサポートラインとして意識され、上昇基調が継続している。10日SMAの5,075円や25日SMAの4,986円が上向きとなっており、短中期的には上昇基調が継続している。NY金先物も米中貿易摩擦や債券金利低下などが下値支持材料となっている。為替市場では、リスク回避の円買いになりやすいものの、106円台で推移しており底堅さが意識される。
本日の注目点は、5日SMAに支えられ上値追いの展開になるかが注目される。材料的には買い材料が多く上値追いの展開となりやすい。ただ、本日は週末というこもあり、高値圏に位置していることからポジション調整の売りも入りやすい。
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