FITS エコノミックレポート

東京金60分足ではじり高継続!

 

★7月31日以降の東京金60分足では、小幅にじり高を継続しており陰線のない強い相場となっている。24時間SMA(緑線)がサポートラインとして意識されつつ上昇基調を継続している。26期間先の先行スパン1、2とも上昇基調を継続していることも強い相場を示している。

 

NY金先物市場は1468.20-1486.80ドルのレンジ相場となった。米財務省が中国を制裁対象となる『為替操作国』と認定したと発表するなど、米中関係の悪化を背景とした世界経済の先行き不安が根強く、逃避資産の金の買いが継続した。しかし、人民元相場の下落に対する過剰な警戒感は低下したことや、米国株式の反発を意識して金先物は一時弱含みとなった。

 

価格帯別出来高では、出来高を伴いながら上昇基調を継続しており、今後も高値圏で出来高が膨らむかが焦点となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で緩やかに上昇基調が継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、過熱感が出ているものの、明確な上昇トレンドが発生していることで、上方かい離もしくは高水準が継続しやすいので注意が必要となる。

 

東京金日足では、5日SMAと10日SMAの上方に位置しており、両線とも上向きとなっていることから、短期的に上昇基調は継続している。NY金先物は、米国株が反発したことや米中通貨戦争激化懸念が緩和したことで、一旦売りが優勢となった。しかし、追加利下げ観測も出てきたことで、底堅い展開となっている。心理的な節目となる1,500ドルを目前に一旦上値が重くなる可能性もある。為替市場では、過度なリスク回避の動きが緩和したことから106円台前半で推移している。ただ、円高懸念が残っていることから上値の重い展開が続く可能性が高い。

本日の注目点では、節目の5,000円を上抜けしたことで、5,000円台で値固めできるかが焦点となる。

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