★2月14日以降の東京金60分足では、24時間SMAの上方を緩やかに上昇基調が継続している。じり高が継続していることから底堅い展開となっている。26期間先の先行スパン1も上向きとなっていることから、転換線と基準線の中心値が上がっていることを示している。
NY金先物市場は1606.60-1626.50ドルのレンジ相場となった。世界的に拡大する新型肺炎の感染に関し、韓国では感染者数が100人を超えるなど懸念はまだ強い状態。中国・湖北省では企業の休業措置を3月10日まで再延長するなど、経済活動への影響も危惧されている。避難資産の金への資金流入は止まらず、約7年ぶりの高値を更新した。また、米国安や米長期金利の低下も意識された。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯が2層化してきている。引けにかけてもみ合う展開となったが、出来高が膨らんでいるので売りを吸収する展開となっている。今後も出来高が膨らむようなら上値追いの展開が継続する。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でシグナルを下抜けしてきているので、一旦上昇の勢いが鈍化してきた。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感はあるものの、明確なトレンドが発生していることから、高水準でのもみ合い相場となっている。そのため、オシレータとしての機能が鈍化している。
東京金の日足では、売り方からの手仕舞い買い戻しを伴いながら上昇基調が継続している。5日SMA、10日SMA、25日SMAが上向きとなっており、短期的な上昇の勢いが強いことを示している。NY金も心理的節目となる1,600ドル台を維持しており、底堅い展開が継続している。為替市場では、リスク回避の円高ではなく、先行きの日本経済減速懸念が勝っていることから円売りが強まっている。そのため、東京金の下支えとなっている。
あらためて新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気減速懸念が強まっており、リスク回避の米長期の低下も支えに金買いが継続する可能性が高い。
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