FITS エコノミックレポート

東京金240時間SMAがレジスタンス!

 

★2月28日以降の東京金60分足では、もみ合う展開ながら240時間SMA(茶線)がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。240時間SMAを上抜け出来るかが注目点となる。

 

NY金先物市場は1635.60-1675.50ドルのレンジ相場となった。米株が暴落し、米債利回りが大幅に低下するなど、新型肺炎の世界的な感染拡大による世界経済への懸念が高まり、投資家のリスク回避姿勢が再燃したことで、逃避資産の金に買いが入った。為替相場でドルが対ユーロで下落したことも、ドル建ての金の買いを後押しした。時間外取引となる5日のアジア市場では1640ドルを挟んだ水準で推移したが、通常取引開始後は株安を意識した買いが強まる展開となり、通常取引終了後の時間外取引で1675.50ドルまで一段高となった。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)では、ゼロラインがサポートラインとして意識され下げ止まる展開となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、過熱感が出ているものの%DとSlow%Dが上を向いていることから上昇基調は継続している。

 

東京金の日足では、ロウソク足は横ばいとなってきた5日SMAを維持しており、短期的には戻り基調となってきた。しかし、10日SMAの5,719円がレジスタンスとなり上値を抑える重い展開となっている。NY金は、米国株安や米長期金利低下などリスク回避の動きが強まっていることで、底堅い展開が予想される。為替市場はリスク回避の円買いが強まっていることから、東京金の重石となる。

本日の注目点は、10日SMAを上抜け出来るのか、それとも再び5日SMAと25日SMAを下抜けるのかが焦点となる。本日の米2月雇用統計の発表があり、相場が変動しやすいので注意が必要となる。

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