★10月の東京金相場では、1986年以降の月足で始値と終値で勝ち(陽線)、負け(陰線)とした場合、11勝20敗1分と陰線の出やすい月となっている。直近10年間では4勝5敗1分とほぼ5分5分の確率となっている。
NY金は下落基調が継続しているが、9月に入りドル高・円安が進行したことが東京金の下支えとなった。
8月がボトムとなり9月は戻り基調となったものの、8月ロウソク足に対して上値を切り下げ、下値を切り上げる『はらみ足』となり相場の迷いを現している。ただ、下値は切り上げていることから、9月高値4374円や8月高値4407円を上抜けしてくると、戻り基調が継続していることとなる。一方で、9月安値4237円や8月安値4112円を下抜けすると、再び下落基調が意識されやすい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ域から%Kが%Dを上抜けしてきたことで、戻り基調を示している。
12ヵ月線(赤線)が下向きとなっていることで、中長期的には上値は重く4500円前後に位置している12ヵ月線、20ヵ月線、24ヵ月線がレジスタンスとして意識されやすい。
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