FITS エコノミックレポート

東京金60分足では4485円が節目!

 

7月28日以降の東京金60分足では、トレンド的には徐々に上値・下値切り上げる上昇基調となっている。ただ、4485円を下抜けると下値切り下げとなる。引けにかけて3時間連続陰線となっているが、雲の上限や120時間線(赤線:日足では5日線)が下値支持ラインとなるかが焦点となる。夜間取引では、4504円まで上値を伸ばしたが、4500円超では上値が重くなる。

 

NY金先物は、米アップル社の好決算内容が好感され、NYダウが一時2万2000ドルの大台を上回ったことや、米長期金利が上昇に転じたことなどを受け、金は上げ一服となった。ただ、テクニカル的には上昇基調は継続している。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯前後で推移しており、売り買いが交錯しやすい位置で推移している。本格的に4500円を上抜けするには4500円超での出来高が増える必要がある。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でMACDとシグナルがわずかにデッドクロスし始めている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%Kと%Dがかい離幅を広げながら下向きとなっており、下落に勢いがあることを示している。

 

NYダウは市場初めて2万2000ドル大台を上回ったことなどから、一旦金に売りが入った。しかし、日米政治リスクや北朝鮮による地政学リスク、米FRBの年内の利上げ観測後退など、金を売り込む材料にも乏しい。そのため、新規材料が出てくるまでは、もみ合い相場の様相となりやすい。

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