★東京金の日足に12日EMA(指数平滑線:赤線)と26EMA(青線)で分析すると、12EMAが26EMAの上に位置している。また、12EMAが横ばいとなってきていることで、上昇の勢いは鈍化しているが、サポートラインとして意識され下値を支える展開となっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、12EMAと26EMAの差であって、その数値を9日EMAとしているのがシグナルである。MACDが緩やかに下向きとなっていきている一方で、シグナルが上向きを維持していることから、近日中にデッドクロスする可能性が高い。MACDとシグナルがゼロラインの上方をデッドクロスすると売りシグナルとなる。
まとめると、高値圏から下落調整となっていることで、MACDも下向きとなり弱含みの展開となってきた。しかし、実際は12EMAがサポートラインとして意識され下げ止まっている。また、12EMAが26EMAの上方に位置していることで、上昇基調は維持している。26EMAの5,697円もサポートラインとして意識される。ただ、3月17日安値4,876円を起点として、4月2日安値5,367円を結んだトレンドライン(S1)を下抜けしてきたことから、下落基調に転換した可能性もあり相場の節目にある。
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