★東京金の日足では、12日指数平滑線(EMA:赤線)と26EMA(青線)は、かい離幅を拡大して緩やかに上向きとなっていることで、上昇基調は継続している。
上昇時には、12日EMAがサポートラインとして意識されてきた。そのため、下落調整局面では12日EMAの6,725円が下値目処として意識される。
上昇の勢いが強かったことから、上値が重くなったことで利益確定売りが出て、一旦のブレーキがかかった動きとなっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)では、MACDがやや低下してきていることから、12日EMAと26日EMAのかい離幅がわずかに縮小したことを示している。これで直ぐにトレンド展開と判断するには時期尚早となる。
まずは、12日EMAまで下落調整するかが注目点となる。一方で、高値もみ合いとなると、上向きとなっている12日EMAと26日EMAが日々ロウソク足に近づいてくる。
押し目待ちしていた投資家にとっては、買いタイミングを探る展開となっている。一方で、売り待ちしていた投資家にとっては、長らく待っていた下落調整のタイミングとなる。
ここから重要なポイントとすれば、米長期金利の動向にある。金利が上昇するようなら、下落調整的な動きになりやすく、再び低下傾向となるようなら良い押し目となったことになる。久しぶりの相場の節目なだけに、慎重な判断が必要となってくる。
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