FITS エコノミックレポート

東京金は4,700円がサポートとして意識!

 

★2月18日以降の東京金60分足では、4,700円が下値節目となっており何度も下抜けトライしたが、底堅さを保っている。120時間SMA(赤線)がレジスタンスとして意識されているが、一旦上抜けしたものの再び下押しとなった。ただ、24時間線(緑線)がサポートとなっている。

 

NY金先物市場は一時1335.60ドルまで買われた。米中通商協議の結果を見極めたいこともあって小動きが続いたが、為替相場でドル安に振れたことや、米債利回りが低下したことを受けて、徐々に買いが優勢となった。 

 

価格帯別出来高では、出来高の多い4,700円近辺がサポートとして意識されているだけに、下抜けするともう一段の下押し圧力が強まりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがレジスタンスとして意識されているうえ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%Kが%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることで、短期的な下落基調が継続している。

 

東京金の日足では、5日SMAの4,792円を下抜けしたものの、10日SMAの4695円がサポートとして意識されており、上昇基調は継続している。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%Kが%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、短期的な下押し圧力が強まっている。10日SMAを下抜けした場合は、25日SMAの4,620円が次の下値目処となりやすい。NY金は、米長期金利の低下を好感して上昇基調となっており、底堅い展開が続いている。為替市場では、111.00円が上値の目処として意識されている一方で、下値では110.50円近辺で押し目買いが強く、レンジ相場の様相となっている。上下どちらかに上抜け・下抜けすると大きな動きとなりやすい。

東京金は4,700円の節目と10日SMAがサポートとして意識されている一方で、5日SMAがレジスタンスとして意識されている。そのため、週明け抵抗帯を上抜けするのか、下抜けするのかが注視されるところとなっている。

 

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