FITS エコノミックレポート

東京金は25日SMAを下抜け下値目処を探す!

 

★東京金の日足では、25日SMA(青線)5,160円を下抜けたことで、下値目処を模索する動きとなる。

5月29日の直近安値4,487円と9月5日の直近高値5,304円をフィボナッチ・リトレースメントと白銀比率で見てみる。

高値から23.6%押しとなる5,111円では、8月20日以降一旦サポートラインとなったことで意識されやすい。この近辺では出来高もそこそこあり、サポートラインとなるかが注目される。ただ、下抜けすると買い方からの手仕舞い売りが入り更に下押しする可能性がある。

白銀比率の29.8%押し5,061円も8月8日から14日にサポートラインとして意識され下ヒゲで下げ止まる展開となっていた。ただ、出来高が少ないことから、簡単にスルーしてしまう可能性がある。

続いては38.2%押し4,992円となるが、7月19日から8月6日までレジスタンスとして意識された。そのため、サポートラインとなりやすい。また、38.2%押し以下では50%押しの4,896円まで出来高が多い価格帯となっており、サポートラインとして意識される。

まとめると、25日SMAを下抜けしてきたことから、短期的に一旦は利益確定売りと買い方からの手仕舞い売りで下値模索の動きとなりやすい展開となっている。こういう地合いでは、ストップロスを巻き込みやすく行き過ぎの展開となることが多いので押し目買いは注意する必要がある。

ただ、世界的な金融緩和傾向は変わらず、米中貿易摩擦もトランプ大統領のツイッター発言で状況が180度変化する日々が続いている。さらに英国のEU離脱問題や中東情勢と香港情勢も残っており、一触即発でリスク選好からリスク回避への変化は早い。そのため、押し目買いのチャンス目線で見ていきたい。

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