★10月1日以降の東京金60分足では、一目均衡表の雲の下限を下抜けしたものの、底堅い展開が続いている。ただ、本日のお昼前後に雲のネジレがあり反転や加速など相場の節目となりやすいので注意が必要となる。上値では雲の下限のほか、各移動平均線もレジスタンスとして意識されており、上値の重い展開となっている。
NY金先物市場は1493.30-1518.80ドルのレンジ相場となった。中国は米国と一部で合意の準備があり、来年にかけてより多くの課題に取り組む用意があるとの報道を受けて、米中通商協議への期待感が高まり、リスク回避資産の金が売られた。通常取引終了後の時間外取引で金先物は1500ドルを下回った。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯近辺では買い方からの『やれやれ売り』が入りやすく戻りの上値の重石となっている。今後出来高が膨らむかがポイントとなる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、MACDがゼロラインを下抜けさらに下向きとなっており下落基調が継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることで、やはり下落基調となっている。引けにかけて陽線となったものの、下押しバイアスが残っていることから、短期的には下押し地合いが続いている。
東京金の日足では、25日SMAの5,185円や10日SMAの5,164円がレジスタンスとなり、上値の重さが意識された。また、5日SMAの5,147円も下抜けしたことで、短期的には下押しバイアスがかかっている。5日SMAを回復出来るかがポイントとなる。NY金先物市場でも、心理的な節目となる1500ドルを下回っていることから、もう一段下落するとストップロスが入りやすくなり、一時的な下落基調となりやすい。為替市場では、米中通商協議の進展期待もあり107円台を回復する展開となっている。しかし、米中通商協議では懸念材料も根強くあり、ドルの上値追いにはなっていない。米中通商協議については、好悪材料を抱えていることから要人発言でリスク回避とリスク選好が錯綜しやすい。ただ、基本的には直ぐに解決出来るものではないので、相場が一喜一憂した時こそがチャンスなのかもしれない。
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