★4月21日以降の東京金60分足では、一目均衡表の雲の中に押されると雲の上限がレジスタンスとして意識され下押しした。しかし、下値では雲の下限がサポートラインとして意識され下げ止まる展開となっている。本日お昼前後に雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目となりやすい。先行き雲の厚みがなくなることから、上下どちらに抜けるかが注目される。
NY金先物市場は1720.00-1745.80ドルのレンジ相場となった。米株式市場オープン前までは、先週末の引け値近辺でもみ合っていた。しかし、米国株式市場が複数の州で経済活動が再開されることを好感し上げ幅をじりじりと広げたことで、安全資産とされる金先物価格は利益確定売りを狙った売りも入り続落した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯に挟まれもみ合う展開となっている。下値では売り方の買い戻しが入りやすく、上値では買い方のやれやれ売りが入りやすい。そのため、徐々に動きが鈍くなりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方から緩やかに上向きになってきている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DがSlow%Dwを上抜けてきており、短期的な戻り基調を示している。引けにかけて戻り基調となってきていることから、寄り付き後の動きが注目される。
東京金の日足では、5日SMAの5,908円や10日SMAの5,886円がサポートラインとして意識され下げ止まっている。寄り付き後も下支えするかが注目される。NY金先物市場では、リスク選好の動きから利益確定売りが入りやすい。1,700ドル台を維持出来るかがポイントとなる。為替市場では、リスク選好の動きになると『有事のドル買い』の動きが後退しやすくドルが弱い展開となりやすい。ただ、106.90円台ではドル買いも根強く底堅い展開となっている。
本日の注目点では、5日SMAと10日SMAを維持出来るかにある。5日SMAが10日SMAを上抜けるゴールデンクロスしており、短期的には上昇基調を維持している。このまま、下落基調となると、ダブルトップのフォーメーションとなり、4月22日安値5,719円がネックラインとなる。
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