FITS エコノミックレポート

東京金の6月相場は陰線が多い!

 

★東京金の6月相場では、1986年から2017年の月足で始値と終値で勝ち(陽線)、負け(陰線)とした場合、12勝20敗と圧倒的に陰線引けとなることが多い。過去10年でも3勝7敗と直近でも陰線が多くなっている。そして、2015年から3年連続陰線引けとなっている。今年6月の始値は4552円となっており、この価格が基準となる。

 

東京金は大雑把に見てみると、4000円~5000円のレンジ相場となっている。その中間である4500円近辺を挟んでもみ合い相場となっている。

上値では12ヵ月線(赤線)4594円がレジスタンスになっている一方で、下値では20ヵ月線(紫線)4528円24カ月線(青線)4495円がサポートとして意識されている。ただ、各移動平均線は横ばいとなっており、トレンドレスの状況となっている。ただし、超長期線となる120ヵ月線(緑線)4061円240ヵ月線(茶線)2813円はゆっくりとした上昇基調を保っている。

2016年3月以降は、大陽線や大陰線の発生がほとんどなく、金価格のボラティリティが低下している。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%Kと%Dが下向きで下落基調となっているが、%Kが徐々に横ばいとなってきていることで、下落の勢いは鈍化し始めている。

 

6月は米長期金利が上昇しやすく、2006年以降は9勝3敗と一年間で一番陽線が多い月となっている。そのため、金利上昇が金価格の上値の重石となりやすいと思われる。NYダウも一年間で一番陰線が多く、11勝16敗となっている。

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