FITS エコノミックレポート

★東京金の日足では、夜間取引で25日SMA（青線）の5,516円、10日SMA（黄線）の5,480円、75日SMA（緑線）の5,459円を一気に下抜けたものの、100日SMA（黒線）の5,379円の目前で下げ止まる展開となっている。

ただ、5日SMAが下抜きとなってきたことで、上向きの10日SMAとデッドクロスするようなら、短期的な下落基調が強まる可能性が高い。

そのため、100日SMAを維持出来るかが重要なポイントとなる。

ストキャスティクスん・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）は、高値圏で％DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなってきていることで、下押しバイアスが強まってきている。

まとめると、上値を切り下げる下落基調となってきていることから、100日SMAを維持出来るか確認できるまでは『様子見』となる。一方で、100日SAMを下抜けると、200日SMA（紫線）の5,206円や260日SMA（茶線）の5,063円が視界に入ってくる。前回の下落時でも、260日SMAで下ヒゲは出たものの、実体ではサポートラインとなったことで、再び接近した際は下値目処として意識される。反転した際は、三尊天井の様相となるが、2月25日高値と3月25日の高値を結んだトレンドラインが上値目処として意識される。