★東京金の日足では、2月20日高値と3月20日高値を結んだレジスタンスライン(R1)を確り上抜けしており、2月20日高値と4月11日を結んだレジスタンスライン(R2)を上抜け出来るかが注目される。
移動平均線では、5日SAM(赤線)の4,537円を上抜けしてきており、5日SMAもわずかに上向きとなってきたことで、短期的には上昇基調を維持している。また、今まで10日SMA(黄線)がレジスタンスとして意識されていたが、上抜けしてきたことで短期的には上昇基調が継続している。
出来高でも4月24日がボトムとなり徐々に増加してきていることから、買いが増えており上昇基調が継続する可能性が高い。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、売られ過ぎ域から%D:16.16、Slow%D:12.25と%DがSlow%Dを上抜けしてきていることから、戻り基調を示している。
結論的には、短期的には上昇基調が継続しているが、上値では25日SMA(青線)と100日SMA(黒線)4,591円、75日SMA(緑線)の4,618円やR2がレジスタンスとして意識されやすい。上値を抑えられると、上値・下値を切り下げる地合いが続くことから、下押し圧力が再び強まる可能性がある。下落基調が継続していたことから、売り方の買い戻しによる短期的な上昇となる可能性も残る。ただ、下値では260日SMA(茶線)4,494円や200日SMA(紫線)の4,476円が意識され下げ止まったていたことで、下値も限定的となっている。上値・下値では抵抗帯が多いことから、しばらくもみ合い相場となりやすい。
米国株が大幅に下落するとトランプ大統領やトランプ政権内から株式を支えるような発言が増え、リスクオンとオフのスイッチが入ったり切れたりすることで、相場に方向感がなくなることが多い。
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