FITS エコノミックレポート

東京白金は200週SMAが上値意識され調整中!

 

★東京白金のトレンド分析では、中期トレンドとなる週足分析が分かりやすい。

6月21日週安値2,774円を起点として安値を切り上げる8月23日週安値2,863円を結んだトレンドライン(S1)はメインのトレンドラインとしてある。一方、下値を切り上げたことで8月23日安値を起点として安値を切り上げる10月11日安値3,012円を結んだトレンドライン(S2)を新たに引くことができる。S1より上方にS2が引かれたことで、上昇ペースが加速していることになる。

単純移動平均線(SMA)では、8月30日に大陽線による大幅上昇の勢いのまま翌9月6日週には200週SMA(紫線)を一気に上抜けした。しかし、上ヒゲの長い陽線の出現で200週SMAを下回って終了すると、200週SMAがレジスタンスとして意識されもみ合いのあと下落基調となった。しかし、25週SMA(青線)がサポートラインとして意識され下げ止まると再び反転する展開となった。しかし、10月25日週では再び200週SMAがレジスタンスとして意識され今週も上値を抑える展開となっている。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、下押しバイアスが強まってきている。10月11日週からの戻りでは、%Dは戻り切らず下向きを維持している。ストキャスティクスでは、前回の高値より価格は上昇したにも関わらず、上値を切り下げる展開となっている。

 

まとめると、200週SMAが今回もレジスタンスとして意識され下押しバイアスが強まっている。しかし、現段階ではトレンドは下値を切り上げる展開となっており、上昇基調は継続していることになる。ただ、短期的には、上値を切り下げ(R1)てきており、上値切り下げ・下値切り上げの三角持合いの様相になってきているが、今週が終了するまではロウソク足が確定しないので、現段階での判断は時期尚早となる。ストキャスティクスと東京白金の相性が良く、オシレーターとして機能していることが分かる。それに基けば下落調整入りとなっている。下値では13週SMA(赤線)の3,130円は上向きを維持しており、サポートラインとして意識される。また、S2もサポートラインとして意識される。S2を下抜けるとトレンドライン下抜けとなるが、26週SMAの3,011円や52週SMA(緑線)の2,995円が下値目処として意識される。一方で、週末にかけて上昇基調が強まり200週SMAを上抜けするようなら、9月6日週の高値3,410円が目先の上値目処となりやすい。上抜けすると1月26日年初来高値3,618円が次の上値目処として意識される。

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